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外壁塗装業者を選ぶなら「一級塗装技能士」を確認すべき理由

外壁塗装業者を選ぶなら「一級塗装技能士」を確認すべき理由

「どの業者のホームページを見ても、実績・低価格・保証をアピールしていて違いが分からない」——熊本県内で外壁塗装業者を探している方から、こうした声をよく聞きます。実は、外見だけでは分からない業者の技術力を客観的に見分ける手がかりが一つあります。それが「一級塗装技能士」の在籍有無です。この記事では、この国家資格が実際の仕上がりにどう関わるのか、一級塗装技能士として現場に立つ立場から具体的にお伝えします。

「塗装業者」を名乗るのに資格は必須ではない

実は、外壁塗装工事そのものに国家資格は義務付けられていません。500万円未満の工事(一般的な戸建ての外壁塗装のほとんどがこれに該当します)であれば、建設業許可すら不要で請け負うことができます。つまり、極端に言えば「今日から塗装業者です」と名乗ることも制度上は可能な業界です。

だからこそ、実際の技術力を見分ける基準として、国家資格である一級塗装技能士の在籍が重要な判断材料になります。資格が無くても腕の良い職人はいますが、資格は「第三者機関が技術を証明した」という客観的な裏付けになる点で、口コミや実績写真だけでは分からない安心材料になります。

一級塗装技能士とは何か

一級塗装技能士は、厚生労働省が認定する国家資格「技能検定」の塗装職種における最上位区分です。実技試験と学科試験の両方に合格する必要があり、実技試験では下地処理・塗料の調合・刷毛やローラーの扱いなど、実際の施工技術を採点員の前で実演します。合格率は非公開ですが、現場経験を積んだ職人でも一発合格は簡単ではないというのが実感です。

資格・許可の比較
名称 種別 証明する内容 必須か
一級塗装技能士 国家資格(厚生労働省) 実技・学科試験で証明された塗装の施工技術 任意
一級建築施工管理技士 国家資格(国土交通省) 工程・品質・安全の現場管理能力 任意
建設業許可(塗装工事業) 行政許可 一定規模以上の工事を請け負う適格性 500万円以上の工事のみ必須

資格を持たない職人が施工すると何が起きるか

資格の有無が最も表れるのは、実は仕上げの塗り作業ではなく下地処理です。先日、熊本県内の現場で塗装前の内部鉄骨のケレン作業(塗膜やサビを削り落として下地を整える工程)を行いました。ケレンは地味な作業で、見積もり段階では「下地処理一式」の一行で済まされてしまうことも多いのですが、ここを丁寧にやるかどうかで数年後の仕上がりがまったく変わります。

経験の浅い職人や資格を持たない業者の中には、この工程を簡略化し、上から塗料を重ねて見た目だけ整えてしまうケースがあります。下地に古い塗膜やサビが残ったまま塗装すると、密着不良を起こして数年で塗膜が剥がれたり膨れたりする原因になります。一級塗装技能士の実技試験では、まさにこの下地処理の丁寧さと正確さが採点対象になっており、資格取得の過程でこうした手抜きをしない技術が体に染み付いています。

一級塗装技能士×一級建築施工管理技士——両輪である理由

正直に言うと、一級塗装技能士がいれば万事解決というわけではありません。どれほど腕の良い職人でも、工程管理や品質チェックを自分ひとりで客観的に行うのは難しいものです。そこで重要になるのが、現場管理を担う一級建築施工管理技士の存在です。

合同会社いのうえでは、一級塗装技能士が実際に手を動かして施工し、一級建築施工管理技士が工程・仕上がりを第三者の目でチェックする体制を取っています。職人が自分の仕事を自分で採点するのではなく、管理者が別視点でダブルチェックすることで、手抜きが発生しにくい仕組みになっています。玉名市・荒尾市エリアでの施工でも、この二資格体制を前提に現場を回しています。

見積もり時に資格の有無を確認する方法

資格の有無は、こちらから聞かない限り見積書に書かれていないことがほとんどです。以下の3つの確認方法を実際に使ってみてください。

① 直接質問する

「現場を担当する職人さんは一級塗装技能士をお持ちですか」とストレートに聞く。曖昧に答えをはぐらかす業者には注意してください。

② 資格証の提示を求める

技能検定の合格証書は個人に交付されるものです。写しの提示に応じてもらえるか確認すると、実在性の裏付けになります。

③ ウェブサイトの記載を確認する

会社概要ページに資格者数・氏名まで具体的に記載している業者は、裏付けを開示する姿勢があると判断できます。「資格者在籍」とだけ書いて詳細を書かない場合は一歩踏み込んで質問しましょう。

合同会社いのうえの資格体制は会社概要ページで公開しています。施工内容については外壁塗装工事のページもあわせてご覧ください。

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塗装業者の資格でよくある質問

Q. 一級塗装技能士の資格はどうやって取得するのですか?
A. 都道府県が実施する技能検定試験に合格する必要があります。実技試験では実際に塗装作業(下地処理・塗料の調合・刷毛やローラーの扱いなど)を採点員の前で行い、学科試験では材料・工法・安全に関する知識が問われます。受験には一定年数の実務経験が条件になります。
Q. 一級塗装技能士が在籍していない業者は避けるべきですか?
A. 資格がなくても技術の高い職人は存在します。ただし、資格は第三者機関が技術を証明した客観的な指標になるため、業者選びで判断材料が少ない場合は重視すべきポイントの一つです。少なくとも在籍の有無は確認しておくことをおすすめします。
Q. 資格を持っているかどうかは見積もり時にどう確認すればいいですか?
A. 現地調査や見積もりの打ち合わせ時に「現場を担当する職人さんは一級塗装技能士をお持ちですか」と直接質問するのが確実です。あわせて資格証の写しの提示をお願いすると、より確かな裏付けになります。
Q. 一級と二級で何が違うのですか?
A. 技能検定は等級によって求められる技術水準が異なり、一級は上級技能者向けの試験内容になります。二級よりも実務経験の要件が長く、より高度な実技試験が課されます。
Q. 資格を持つ職人が施工しても、必ず仕上がりが良いとは限らないのですか?
A. 資格は技術水準の証明にはなりますが、当日の天候・現場の状態・管理体制など他の要因も仕上がりに影響します。だからこそ、職人の技術(技能士)と現場管理(施工管理技士)の両方が揃っているかも合わせて確認することをおすすめします。
Q. 一級建築施工管理技士は塗装の資格ですか?
A. いいえ、建築工事全般の工程・品質・安全管理を担う資格です。塗装の実技を証明するものではありませんが、現場管理の質を左右するため、塗装技能士とセットで確認する価値があります。
Q. 見積もりは無料ですか?
A. 相談・現地調査・お見積もりまですべて無料です。玉名市・荒尾市を中心に、資格保有者による現地確認を行っています。

まとめ

この記事のまとめ

  • 外壁塗装工事に国家資格は義務付けられておらず、無資格でも開業できる業界だからこそ資格の有無が判断材料になる
  • 一級塗装技能士は厚生労働省が認定する国家資格で、実技・学科試験の合格が必要
  • 資格の差が最も表れるのは仕上げではなく下地処理(ケレン等)の丁寧さ
  • 職人(塗装技能士)と現場管理者(施工管理技士)の両輪があるとダブルチェック体制になる
  • 見積もり時に資格の有無を直接質問し、資格証の提示を求めるのが確実な確認方法

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この記事を書いた人

井上 匠

合同会社いのうえ 代表社員

一級建築塗装技能士・一級建築施工管理技士

熊本県玉名市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける。様々な現場を経験し経験豊富。30年以上塗装業界に携わり、地域のお客様の建物と暮らしを守ることを使命としている。

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