合同会社いのうえ

屋根・外壁 塗装リフォーム

コラム

屋根塗装は本当に必要?塗らなくていい屋根と放置リスク|熊本

屋根塗装は本当に必要?塗らなくていい屋根と放置リスク|熊本

(2026-09-30更新:屋根材ごとに「塗装が必要か・不要か」の早見表、放置したときに工事と費用がどう変わるか、「塗らなくていい」と言われる話の本当のところを追加し、屋根塗装・葺き替えの費用を当社の他の記事とそろえました)

この記事でわかること

  • 屋根塗装が必要な屋根と、塗らなくていい屋根の見分け方
  • 屋根塗装をしないとどうなるか(傷みの段階と工事・費用の変わり方)
  • 「ガルバリウムはメンテナンス不要」など、よく聞く話の本当のところ
  • ご自宅の屋根がいま塗装の時期かを確かめるチェックリスト

「屋根塗装は本当に必要なのか」。結論からお伝えすると、スレート(コロニアル)・金属屋根・セメント瓦は塗装が必要で、釉薬のかかった日本瓦は塗装不要です。塗装が必要な屋根は、築10年前後が最初の点検の目安になります。塗り時を逃すと、30坪の戸建てで40万〜65万円(足場込み)の屋根塗装で済んだはずの屋根が、カバー工法(80万〜150万円)や葺き替え(120万〜250万円)でしか直せなくなります。この記事では、熊本県玉名市の一級塗装技能士が、塗るべき屋根と塗らなくていい屋根の見分け方、放置したときに起きることを現場の目線で解説します。

屋根塗装が必要な屋根・塗らなくていい屋根|屋根材別の早見表

屋根塗装が必要かどうかは、まず屋根材で決まります。塗装は「屋根材の表面を塗膜で守る」工事なので、表面の保護を塗膜に頼っている屋根材には必要で、素材そのものが雨や日差しに強い屋根材には必要ありません。

屋根材別 屋根塗装の必要性
屋根材 屋根塗装は必要か 理由・注意点
スレート(コロニアル・カラーベスト) 必要 セメントを薄い板にした屋根材で、表面の塗膜が切れると水を吸い、割れ・反り・コケが進む
金属屋根(トタン) 必要 塗膜が切れるとサビが進み、放置すると穴があく。点サビのうちに塗ればサビ止めで止められる
金属屋根(ガルバリウム鋼板) 必要(トタンより長持ち) サビにくいが、表面の塗装は日差しで色あせる。傷やもらいサビから腐食することもある
セメント瓦・モニエル瓦 必要 瓦の形をしたセメント製。吸水すると傷むため塗装で守る。モニエル瓦は専用の下塗りが必要
日本瓦(釉薬瓦・いぶし瓦) 不要 瓦そのものは塗らない。棟の漆喰の崩れ・瓦のズレを点検・補修する
2000年前後のノンアスベスト屋根材の一部 塗っても直らない 材料そのものが割れやすく、塗装では割れが止まらない。カバー工法・葺き替えを検討

※屋根材の見分けがつかない場合は、無料の現地調査でお調べします。

日本瓦とセメント瓦は見た目が似ていて、ご自宅がどちらか分からないという方も少なくありません。瓦の裏や割れた断面が灰色でザラザラしていればセメント瓦、表面にツヤがあり断面まで焼き物の色なら日本瓦のことが多いです。判断がつかないまま「瓦だから塗らなくていい」と思い込むと、セメント瓦が水を吸って傷み続けることになるので注意してください。塗装が必要な屋根の費用は玉名市の屋根塗装費用相場で詳しく紹介しています。

屋根塗装をしないとどうなる?傷みの段階と工事・費用の変わり方

屋根塗装をしなくても、すぐに雨漏りするわけではありません。ただ、塗装で直せる期間には限りがあり、その期間を過ぎると工事の種類そのものが変わります。スレート屋根を例に、傷みの段階ごとに必要な工事と費用の目安をまとめました(30坪前後の戸建ての場合)。

スレート屋根の傷みの段階と、必要な工事・費用
傷みの段階 屋根の様子 必要な工事 費用の目安
1. 塗膜の劣化 色あせ、触ると白い粉が付く(チョーキング) 屋根塗装 40万〜65万円(足場込み)
2. 表面の傷み コケ・藻が広がる、細かなひび、棟板金の釘が浮く 屋根塗装+補修 40万〜65万円+補修(数万円〜)
3. 屋根材の傷み 割れ・欠けが屋根全体に広がる、層状にめくれる、反る カバー工法 80万〜150万円
4. 下地の傷み 天井に雨染み、防水シートや野地板まで傷む 葺き替え 120万〜250万円(+室内の補修)

※どの段階まで何年で進むかは、屋根材・日当たり・勾配・前回の塗料で大きく変わります。金額は当社の他のコラムと同じ考え方の概算で、実際の金額は現地調査のあとでお出しします。

表のとおり、段階2までは塗装で間に合いますが、段階3に入ると塗料をどれだけ良いものにしても割れは直りません。段階4まで進むと、屋根だけでなく天井や壁の内装の補修も必要になります。「屋根塗装は必要か」という問いは、言い換えると「段階3に入る前に手を打つかどうか」です。

塗り時を逃してカバー工法になった玉名市の現場

2026年6月に合同会社いのうえが屋根の現場調査に伺った玉名市のお宅では、スレートの劣化が全体的にかなり進み、ひび割れとチョーキングが多数見られました。表の段階3にあたり、塗装でのメンテナンスは難しい状態だったため、既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせるカバー工法をご提案しています。屋根は地上から見えにくく、雨漏りという分かりやすい症状が出る前に、塗装で直せる時期が終わってしまうことがあります。カバー工法の費用や葺き替えとの比べ方は屋根カバー工法の費用で解説しています。

「屋根塗装は必要ない」と言われる話の本当のところ

インターネットやご近所の話で「屋根塗装は意味がない」「うちの屋根は塗らなくていい」と聞いて迷う方もいます。現場でよく聞く話を、当てはまる場合と当てはまらない場合に分けて整理しました。

よく聞く話と実際のところ
よく聞く話 実際のところ
ガルバリウム鋼板はメンテナンス不要 サビにくいのは本当だが、表面の塗装は色あせる。カバー工法で使う金属屋根も10〜20年で塗装のメンテナンスが必要になる
瓦屋根は塗らなくていい 日本瓦は本当。ただしセメント瓦・モニエル瓦は塗装が必要。日本瓦も漆喰やズレの点検は必要
屋根塗装をしても屋根材の寿命は延びない 割れや反りが出た屋根材は塗っても直らないので、その段階では本当。塗膜が生きているうちの塗装は、水やサビから屋根材を守る
雨漏りしていないから、まだ大丈夫 雨漏りは段階4の症状。雨漏りの前に、塗装で直せる時期(段階1〜2)が終わっていることが多い
遮熱塗料なら何でも涼しくなる 遮熱塗料は屋根表面の温度上昇を抑えるが、体感は建物の断熱で変わる。淡い色ほど効果が出やすい
10年経ったら必ず塗り替え 築10年前後は「点検」の目安。前回の塗料や傷み方によっては、まだ塗らなくてよい場合もある

「塗らなくていい」が本当に当てはまるのは、日本瓦の屋根と、まだ塗膜がしっかり残っている屋根です。反対に、割れが全体に広がった屋根は「塗っても意味がない」のではなく、「塗装で直せる時期を過ぎている」と考えるのが正確です。屋根塗料の耐用年数の目安は、シリコン8〜10年・フッ素12〜15年・無機15〜20年です。前回の塗装からこの年数が近づいていれば、見た目に問題がなくても点検を受けてください。

屋根塗装が必要かどうか、無料で診断します

玉名市・荒尾市を中心に、一級塗装技能士が屋根に上がって写真を撮り、塗装で間に合うか・塗らなくていいかからご説明します。現地調査・お見積もりは無料です。

お問い合わせはこちら

屋根塗装の時期かどうかを確かめるチェックリスト

屋根に上がるのは危険なので、ご自身で確かめるのは地上や2階の窓から見える範囲にとどめてください。次の項目に当てはまるものがあれば、塗装の時期が来ているか、すでに過ぎている可能性があります。

屋根塗装の時期のチェックリスト
チェック項目 当てはまったときの目安
築10年前後、または前回の屋根塗装から8〜10年以上たっている 塗装の時期。まずは点検を
屋根の色があせて、まだらになっている 塗膜の劣化(段階1)
北側の屋根にコケ・藻が広がっている 表面の傷み(段階2)
金属屋根に点サビが出ている 早めの塗装でサビ止めが間に合う
棟板金(屋根のてっぺんの金属)が浮いて見える、台風のあとに音がする 板金の釘打ち直し・交換が必要
地上に屋根材のかけらが落ちている 屋根材の傷み(段階3)の可能性。塗装で直るか要確認
天井や2階の壁に雨染みがある 下地の傷み(段階4)の可能性。早めに調査を

熊本は梅雨と秋雨の雨量が多く、夏の日差しも強い地域です。台風が通過したあとは棟板金の浮きや釘抜けが出やすく、荒尾市・玉名市の海に近いエリアでは金属屋根のサビも早めに進む傾向があります。台風のあとに気になる音がしたときも、点検の目安になります。外壁の白い粉も同じ塗膜の劣化のサインなので、外壁のチョーキングもあわせて確認してみてください。

屋根塗装が必要と分かったら|費用・時期・色の決め方

塗装が必要と分かったら、次は費用・時期・色を決めていきます。屋根塗装の費用は30坪の戸建てで40万〜65万円(足場込み)、工期は7〜12日が目安です。外壁と同時に塗る場合は115万〜195万円で、足場代(15万〜20万円前後)を1回分に抑えられます。

合同会社いのうえは、職人として施工品質を担う一級塗装技能士と、工程・安全・品質を管理する一級建築施工管理技士が在籍し、現地調査から施工まで自社で行っています。屋根塗装には施工後10年の自社保証(書面)をお付けしています。工事の進み方は施工の流れ、塗装工事の内容は塗装工事のページでご確認いただけます。

屋根塗装は必要?よくある質問

Q. 見た目に問題がなくても屋根塗装は必要ですか?
A. 塗膜の劣化は地上からは見えにくく、気づいたときには塗装で直せる時期を過ぎていることがあります。スレートや金属屋根で築10年前後、または前回の塗装から8〜10年以上たっている場合は、症状がなくても一度点検を受けることをおすすめします。点検の結果、まだ塗らなくてよいと分かることもあります。
Q. 屋根塗装をしないと、何年くらいで雨漏りしますか?
A. 屋根材・日当たり・勾配・前回の塗料で大きく変わるため、何年と言い切ることはできません。雨漏りは傷みの最後の段階で、その前に屋根材の割れや防水シートの傷みが進んでいます。雨漏りが出てからでは葺き替え(120万〜250万円)が必要になることも多いため、雨漏りを目安にしないでください。
Q. 日本瓦の屋根は、本当に塗装しなくていいですか?
A. 釉薬瓦やいぶし瓦などの日本瓦は、瓦そのものの塗装は不要です。ただし棟の漆喰の崩れや瓦のズレは雨漏りの原因になるため、点検と補修は必要です。見た目が似ているセメント瓦・モニエル瓦は塗装が必要なので、判断がつかない場合は無料調査でお調べします。
Q. ガルバリウム鋼板の屋根も塗装が必要ですか?
A. ガルバリウム鋼板はトタンよりサビにくい屋根材ですが、表面の塗装は日差しで色あせます。傷や、ほかの金属から移るもらいサビから腐食することもあるため、10〜20年を目安に点検と塗装のメンテナンスが必要です。
Q. 屋根塗装をしても意味がない屋根はありますか?
A. 屋根材の割れが全体に広がっている、層状にめくれている、2000年前後のノンアスベスト屋根材で割れやすくなっているといった場合は、塗装しても割れは直りません。この場合はカバー工法(80万〜150万円)や葺き替えを検討します。塗装で直るかどうかは、屋根に上がって確かめてから判断します。
Q. 屋根塗装だけして、外壁は後からでもいいですか?
A. できますが、足場代(15万〜20万円前後)が2回かかります。外壁の築年数が屋根と同じくらいなら、外壁の状態もあわせて点検し、同時に塗るかを判断することをおすすめします。同時に塗る場合の費用は30坪で115万〜195万円が目安です。
Q. 台風で屋根が傷んだ場合、火災保険は使えますか?
A. 経年劣化による色あせやサビは対象外ですが、台風で棟板金が浮いた・飛んだなど、風災が原因の破損はご契約の火災保険の対象になる場合があります。適用されるかどうかは保険会社が判断します。まずは被害箇所の写真を残し、無料調査でご相談ください。
Q. 屋根塗装をDIYで済ませることはできますか?
A. 高所作業の危険に加えて、スレート屋根の縁切り(タスペーサー)や金属屋根のサビ落としなど、専門の工程が多いため、DIYはおすすめできません。縁切りをせずに塗ると、屋根材の重なりの隙間がふさがり、かえって雨漏りの原因になることがあります。
Q. 屋根の状態を見てもらうのに費用はかかりますか?
A. 相談・現地調査・お見積もりまで無料です。屋根に上がって写真を撮り、塗装で間に合うか、塗らなくていいか、カバー工法が必要かをご説明します。屋根に上がれないお客様にも写真で状態をご確認いただけます。見積もりにご納得いただけなければ、お断りいただいて問題ありません。

まとめ

この記事のまとめ

  • ▶スレート・金属屋根・セメント瓦は屋根塗装が必要。日本瓦は塗装不要だが、漆喰やズレの点検は必要
  • ▶塗装で直せるのは色あせ・コケ・細かなひびの段階まで。割れが全体に広がるとカバー工法(80万〜150万円)、下地まで傷むと葺き替え(120万〜250万円)になる
  • ▶「ガルバリウムはメンテナンス不要」「雨漏りしていないから大丈夫」は誤解。雨漏りの前に塗装で直せる時期が終わっていることが多い
  • ▶築10年前後、または前回の塗装から8〜10年以上たったら点検の目安。屋根塗装は30坪で40万〜65万円(足場込み)
  • ▶熊本は梅雨・台風・強い日差しで屋根が傷みやすい。台風のあとも点検の目安にする

屋根塗装が必要かどうか、まずは無料で診断します

熊本県玉名市を拠点に、一級塗装技能士・一級建築施工管理技士が在籍する自社施工の塗装会社です。屋根の写真をお見せしながら、塗装で間に合うか・塗らなくていいかから正直にお伝えします。相談・現地調査・見積もりは無料、施工後10年の自社保証つきです。

📞 050-5896-3479
✉ お問い合わせフォーム

受付 8:00〜19:00(土日祝対応可)|対応エリア:玉名市・荒尾市・山鹿市・熊本市ほか

監修者

井上 匠

合同会社いのうえ 代表社員

一級建築塗装技能士・一級防水施工技能士・一級建築施工管理技士

熊本県玉名市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける。様々な現場を経験し経験豊富。30年以上塗装業界に携わり、地域のお客様の建物と暮らしを守ることを使命としている。

お問い合わせ

CONTACT

相談・調査・お見積もり無料。契約も必須ではありませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

メールでのご相談について

迷惑メールが多く届くため、現在はお電話のみの対応とさせていただいています。

お電話で相談 8:00〜19:00 土日祝対応可