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コラム

外壁タイルの浮き・剥がれ補修|費用目安と工法・玉名市の塗装店

外壁タイルの浮き・剥がれ補修|費用目安と工法・玉名市の塗装店

「玄関の横のタイルが1枚、足元に落ちていた」「外壁を叩いたら、そこだけ軽い音がした」——タイル外壁の傷みは、ある日突然目に入ってくるものです。結論から言うと、外壁タイルの浮きはエポキシ樹脂を注入してピンで留める補修(1本1,500〜3,000円が目安)で既存のタイルを残したまま直せることが多く、張り替えが必要になるのは割れ・欠けのあるタイルや、浮きが広い範囲に及んでいる場合です。

玉名市・荒尾市を拠点に外壁塗装と外壁改修工事を手がける合同会社いのうえには、エポキシ樹脂注入の国家資格である樹脂接着剤注入施工技能士と、建築仕上診断技術者(ビルディングドクター)が在籍しています。症状の見分け方から費用、塗装との関係まで、現場で判断している順番どおりにお伝えします。

外壁タイル補修が必要な症状|浮き・剥がれ・白華の見分け方

タイルそのものは焼き物なので、色あせや劣化はほとんどありません。傷むのはタイルを留めている下地との接着、目地、伸縮目地のシーリングです。まず、次の表で自宅の症状を確かめてください。

症状 確かめ方 考えられる原因 急ぎ度
浮き 見た目は変わらないが、叩くと「カラカラ」「ポコポコ」と軽い音がする 下地モルタルとの接着切れ(温度変化・地震の揺れ・施工時の接着不足) 高い(前触れなく剥落する)
剥がれ・欠落 タイルが抜けて下地が見えている、足元に破片が落ちている 浮きの進行 高い(周りのタイルも浮いていることが多い)
タイルのひび割れ タイル表面を横切るひび 下地のひび割れ・建物の動き 中(下地のひびが原因なら下地から補修)
目地の割れ・欠け 目地モルタルが痩せて隙間がある 経年劣化・雨水の浸入
白華(エフロレッセンス) 目地から白い筋やつららのような汚れが出ている タイルの裏に回った水がモルタルの成分を溶かして出てきている 中(水の通り道ができているサイン)
伸縮目地のシーリング切れ 数mおきにあるゴム状の目地が硬い・切れている 紫外線による劣化(7〜10年が目安)

浮きの確認に使うのが「打診」です。先端が球になった打診棒(テストハンマー)で壁面を転がすように叩き、音の違いで浮いている範囲を探します。浮きは見た目では分からないため、ご自身で確かめるのは1階の手の届く範囲までにしてください。脚立に乗って叩くのは危険ですし、浮いているタイルを叩いて落とすこともあります。

熊本地震を経験した建物は、見た目がきれいでも打診を

熊本県内の建物は、2016年の熊本地震で大きな揺れを受けています。揺れで下地との接着が弱まっても、タイルはすぐには落ちず、見た目も変わりません。「剥がれたところは無いから大丈夫」ではなく、築年数がたっている建物ほど、塗装やシーリング工事で足場を組むタイミングに全面を打診しておくことをおすすめしています。

湿式タイルと乾式タイルで補修の考え方が変わる

同じ「タイル外壁」でも、張り方によって傷み方がまったく違います。ご相談を受けたとき、いのうえが最初に確認するのがこの点です。

張り方 よく使われる建物 傷み方 主な補修
湿式(モルタルで張り付ける) 鉄筋コンクリート造のアパート・店舗・ビル、戸建ての玄関まわり・腰壁 下地との接着が切れて浮き、放置すると剥落する エポキシ樹脂注入+アンカーピン、部分張り替え
乾式(専用のボードに引っ掛け・接着する) 木造戸建て(ハウスメーカーの住宅に多い) タイルの剥落は少ないが、ボードの継ぎ目のシーリングが切れて雨水が入る シーリング打ち替え、割れたタイルの差し替え

乾式タイルの戸建てで多いのが、「タイルだからメンテナンスは要らない」と思っていたら、ボードの継ぎ目のシーリングが切れていたというケースです。シーリングの寿命はタイルよりずっと短いので、費用の目安は外壁シーリング打ち替えの費用で確認してください。モルタル下地そのもののひび割れが原因の場合は、外壁ひび割れ補修と同じ考え方で下地から直します。

外壁タイル補修の費用目安|玉名市・荒尾市での工法別単価と足場代

合同会社いのうえでお見積もりするときの単価の目安です。実際の金額は、打診で見つかった浮きの範囲(注入の本数)と、同じタイルが手に入るかどうかで変わります。

補修内容 単価の目安 向いている症状
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入 1本1,500〜3,000円(浮きの範囲1㎡あたり16本前後) 浮きはあるが、タイルは割れていない
注入口付アンカーピンニング(タイルを1枚ずつ固定) 1本3,000〜5,000円 タイル単体の浮き、軒下などの見上げ面
タイルの部分張り替え 1㎡あたり2万〜4万円(数枚なら1カ所1万〜3万円) 割れ・欠け・剥落したタイル
目地の補修(目地モルタルの詰め直し) 1mあたり800〜1,500円 目地の痩せ・欠け
伸縮目地のシーリング打ち替え 1mあたり900〜1,200円 シーリングの硬化・破断
タイル面の洗浄+クリア塗装 1㎡あたり2,500〜4,000円 白華・汚れ、目地からの吸水を抑えたい
足場(30坪前後の戸建て) 15万〜20万円 2階部分の補修

補修の総額はいくら?ご相談の多いパターンで試算

ケース 補修内容 補修費 足場
玄関まわりのタイルが2〜3枚剥がれた(1階) 部分張り替え 1万〜3万円 不要
2階の外壁に浮きが5カ所(1カ所0.5㎡前後) エポキシ樹脂注入 約40本 6万〜12万円 別途15万〜20万円
外壁塗装と同時に、上の浮き補修+タイル面30㎡のクリア塗装 注入約40本+洗浄・クリア塗装 13.5万〜24万円 塗装工事の足場を共有

2階の補修は、補修費より足場代のほうが大きくなりがちです。数年以内に外壁塗装やシーリング工事の予定があるなら、同じ足場で済ませるのが費用面では合理的です。ただし、浮きが見つかった場所が道路や駐車場、出入口の真上なら話は別です。落下の危険がある箇所だけでも先に処置することを、いのうえでははっきりおすすめしています。

玉名・熊本エリアのタイル補修・塗装工事のご相談は合同会社いのうえへ

現地調査・お見積もりは無料。一級塗装技能士・樹脂接着剤注入施工技能士が在籍し、自社施工で対応します。

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タイル外壁に塗装はできる?塗りつぶしより「クリア塗装」をすすめる理由

「タイルの上から外壁と同じ色で塗ってしまえば、まとめてきれいになるのでは」というご質問もいただきます。塗ることはできますが、いのうえではタイル面を色付きの塗料で塗りつぶす提案はほとんどしません。表面が焼き物のタイルは塗料が密着しにくく、塗膜が剥がれたときに補修跡がまだらに残るうえ、タイルならではの風合いが消えてしまうからです。

汚れや目地からの吸水を抑えたい場合は、タイル用の下塗りをしたうえで透明のクリア塗装をかけます。玉名市のY様邸で外壁・屋根塗装(無機塗料)を行ったときも、外壁は塗りつぶし、石調の腰壁は風合いを活かすためクリア塗装にと、部位ごとに仕様を分けて仕上げました。

注意したいのは、クリア塗装は浮きを直す工事ではないという点です。浮いたタイルの上から塗っても、接着は戻りません。順番は次のとおりです。

  1. 全面を打診し、浮き・割れの位置を図面や写真に記録する
  2. 浮きはエポキシ樹脂注入、割れたタイルは張り替え
  3. 目地の補修と伸縮目地のシーリング打ち替え
  4. 洗浄して白華・汚れを落とす
  5. クリア塗装または撥水剤で保護する

現場で見てわかった、タイルの浮きを先送りしてはいけない理由

浮いたタイルは、しばらくは何事もなかったように壁に付いています。だから先送りされやすいのですが、剥落は前触れなく起こります。落ちたタイルで通行人がけがをした場合、建物の所有者が責任を問われることがあります(民法717条)。アパートや店舗など、人の出入りが多い建物ほど軽く見てはいけません。

もう一つは水の問題です。目地の割れや浮きの隙間から入った水は、タイルの裏を伝って思わぬ場所に出てきます。玉名市の小学校で雨漏れ調査をしたときも、天井パネルを一部取り外し、複数箇所に広がった水染みから浸水経路をたどりました。外から見える傷みと、室内に水が出る場所は一致するとは限りません。白華が出ている時点で、タイルの裏には水の通り道ができています。

アパート・店舗のオーナーは定期調査(12条点検)も確認を

一定の用途・規模の建物は、建築基準法第12条にもとづく定期調査で、外壁タイルの状態を報告する必要があります。竣工や外壁改修から10年を超えると、全面打診などによる調査が求められ、2022年の改正でドローンによる赤外線調査も認められました。対象になるかどうかは、熊本県・熊本市などの特定行政庁が定める基準で決まります。共同住宅の改修の進め方はアパート外壁塗装の費用と入居者対応にまとめています。

外壁タイル補修を業者に頼むときの確認ポイント

エポキシ樹脂注入は、終わってしまえば目地に小さな穴の跡が残るだけの工事です。手を抜いても外からは分かりません。見積もりの段階で次の点を確認してください。

確認すること なぜ必要か 要注意のサイン
打診した範囲と浮きの位置を、図や写真で示してくれるか 注入本数と金額の根拠になる 「浮き補修 一式」だけの記載
工法名と注入の本数 単価×本数で比較できる 本数の記載がない
張り替え用タイルの入手方法 廃番で色が合わないことがある 確認せずに張り替え前提で話が進む
注入後に打診し直して写真を残すか 樹脂が回ったかを確かめられる 完了写真がない
保証の年数と対象 再び浮いたときの対応がはっきりする 口頭のみで書面が出てこない

現場担当者として率直に言うと、注入工事の出来は「穴を下地のコンクリートまで届かせたか」「樹脂を入れる量を守ったか」で決まり、ここを感覚で済ませると数年でまた浮きます。いのうえにはこの作業の国家資格である樹脂接着剤注入施工技能士(エポキシ樹脂注入工事作業)が在籍し、打診図と注入本数は一級建築施工管理技士が照らし合わせて確認します。外壁塗装を担う一級塗装技能士も在籍しているので、補修から塗装・クリア仕上げまで職人と管理者が一つの会社の中で完結し、中間マージンもかかりません。施工後は書面で10年の自社保証をお付けしています(対象は施工不良による浮き・剥離など。詳細は保証書に記載します)。保有資格の一覧は会社概要をご覧ください。

張り替えが外壁の大半に及ぶ場合は、既存タイルの撤去を伴う改修工事として計画します。ビル・マンション・工場の進め方は外壁改修工事のページで紹介しています。対応エリアは玉名市・荒尾市・長洲町・南関町・和水町・玉東町・山鹿市の県北エリア、熊本市・合志市・菊池市、福岡県の大牟田市・みやま市・柳川市です。

外壁タイル補修のよくある質問

Q. タイルが1枚剥がれただけでも補修は必要ですか?
A. 必要です。1枚が剥がれた場所の周りは、同じように接着が弱っていることが多いためです。剥がれた跡から雨水が入り、周りの浮きを広げることもあります。まずは周囲を打診して、浮きの範囲を確かめてから補修の方法を決めます。
Q. 剥がれたタイルを市販の接着剤で貼り直してもいいですか?
A. 1階の手の届く場所で応急的に留めることはできますが、下地に残った古いモルタルを削らずに貼ると、またすぐに剥がれます。接着剤の種類によっては、あとで正式に補修するときに除去の手間が増えます。落ちたタイルは捨てずに保管しておくと、張り替えで再利用できる場合があります。
Q. 同じタイルが手に入らないときはどうなりますか?
A. 品番からメーカーの在庫を確認し、廃番の場合は色と大きさの近い既製品を探します。目立つ面の場合は、裏手の目立たない面からタイルを外して表側に移し、裏手に近い色のタイルを張る方法もあります。完全に同じ色にならないことは、事前にご説明します。
Q. 足場を組まずに2階のタイルを補修できますか?
A. 補修範囲が限られていれば、高所作業車やロープを使ったブランコ作業で対応できることがあります。以前、鉄骨造の建物で雨漏れの補修を行った際は、上部の鉄骨にロープを設置して3日間で仕上げました。建物の前の道幅や敷地の広さで使える方法が変わるので、現地調査で判断します。
Q. タイルの補修に火災保険は使えますか?
A. 台風の飛来物でタイルが割れたなど、自然災害による被害は補償の対象になる場合があります。一方、経年劣化による浮きや剥がれは対象外です。対象になるかどうかを判断するのは保険会社なので、被害に気づいたら写真を撮り、加入先に確認してください。
Q. エポキシ樹脂を注入した跡は目立ちますか?
A. 部分注入の穴は基本的に目地に開け、注入後は目地の色に合わせて埋めるため、少し離れると分からない程度です。タイルの中央に穴を開ける工法を使う場合は、穴の跡が見えることがあるので、どの工法にするかを事前にご相談します。
Q. 補修の工期はどれくらいですか?
A. 戸建ての部分補修なら、打診・注入・張り替えで1〜3日が目安です。注入した樹脂が硬化するまで1日ほど置き、打診し直して確認します。足場が必要な場合は、組み立てと解体でさらに2日ほど加わります。外壁塗装と同時なら、塗装の工程の中に組み込みます。

まとめ

この記事のまとめ

  • 外壁タイルの浮きは見た目で分からない。叩いて軽い音がする範囲を打診で確かめる
  • 浮きはエポキシ樹脂注入(1本1,500〜3,000円)、割れたタイルは部分張り替え(1㎡2万〜4万円)が目安
  • 2階の補修は足場代15万〜20万円が大きい。塗装・シーリング工事と同時なら足場は1回で済む
  • タイル面は塗りつぶさず、浮きを直してからクリア塗装で保護する
  • 見積もりは打診図・注入本数・工法名がそろっているかで比べる

玉名市・熊本の外壁タイル補修・外壁塗装は合同会社いのうえへ

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監修者

井上 匠

合同会社いのうえ 代表社員

一級建築塗装技能士・一級建築施工管理技士

熊本県玉名市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける。様々な現場を経験し経験豊富。30年以上塗装業界に携わり、地域のお客様の建物と暮らしを守ることを使命としている。

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