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外壁のコケ・カビ除去|DIYの限界と塗装時期・玉名市

外壁のコケ・カビ除去|DIYの限界と塗装時期・玉名市

「北側の外壁だけ緑っぽくなってきた」「ブラシでこすったのに、翌年の梅雨明けにはまた同じ場所が黒ずんでいた」。玉名市・荒尾市でも、北面のコケ・カビは外壁塗装のご相談でよく伺うお悩みです。結論から言うと、手の届く1階部分のうっすらしたコケ・カビは、水と柔らかいブラシ(落ちなければ薄めた外壁用洗剤)で自分で落としてかまいません。ただし、落としても1〜2年で同じ場所に戻る家は、汚れではなく塗膜の防水性が切れているサインなので、洗浄ではなく外壁塗装で直すのが近道です。この記事では、コケとカビと「コケに見える別の汚れ」の見分け方、自分で落とすときの手順とやってはいけないこと、洗浄で済む家と塗装が必要な家の境目を、一級塗装技能士・一級建築施工管理技士が在籍する塗装店の立場からお伝えします。

外壁のコケ・カビ・藻の見分け方|色と付く場所で原因が変わる

外壁の汚れはまとめて「コケ」と呼ばれがちですが、色と付いている場所を見ると、落とし方も、塗装が必要かどうかも変わります。まずは自宅の外壁がどれに当たるかを確かめてください。

見た目 正体 付きやすい場所 自分で落とせるか
緑色・うっすら黄緑のくすみ 藻・コケ 北面、隣家との間、植木や水路の近く 表面だけなら落とせる
黒い点々・黒いしみ カビ 北面、軒下、サッシまわり、目地の近く 表面は薄くなるが、根が残りやすい
赤っぽい・ピンクのしみ 藻・カビの一種 水がたまりやすい窓下・水切りの上 落とせることが多い
サッシの角から下へ伸びる黒い筋 雨だれ(土ぼこり・排気の汚れ) 窓の両角の下、換気フードの下 中性洗剤で薄くなる。コケ・カビとは別物
触ると手に白い粉が付く チョーキング(塗膜の劣化) 日当たりのよい南面・西面に多い 洗っても直らない。塗り替えのサイン
白い結晶が目地やひびから垂れている エフロレッセンス(セメント分の流出) モルタル壁のひび割れ、タイル目地 表面は落ちるが、水の入り口をふさぐ補修が必要

現場担当者として率直に言うと、「コケ」とひとまとめにされている汚れには、雨だれの黒い筋や、チョーキングで白っぽくなった壁にカビが重なったものも混ざっています。雨だれはサッシの形の問題、チョーキングは塗膜の寿命の問題なので、コケ・カビ用の洗剤を何本使っても根本は解決しません。白い粉については 外壁の白い粉(チョーキング)の原因と塗り替え時期 で詳しく解説しています。

玉名市・荒尾市で北面のコケが多い理由

玉名市・荒尾市は有明海からの湿った風と梅雨の長雨が重なる地域で、日が当たらない北面や隣家との間の壁は、雨のあとも乾ききらないまま次の雨を迎えます。玉名市の平野部には水田や用水路のすぐそばの住宅地も多く、北側に田んぼや水路がある家は湿気が抜けにくいため、とくにコケが出やすい立地です。山鹿市のように朝霧が出やすい盆地でも同じ傾向があり、山鹿市の外壁塗装 の記事では北面のコケ対策を費用面から紹介しています。

外壁のコケ・カビを自分で除去する方法|手順とやってはいけないこと

1階の手が届く範囲で、うっすら付いている程度なら、自分で落として様子を見るのは合理的な選択です。道具はホームセンターでそろうもので足ります。

  1. 水をかけて表面のほこりを流す:ホースのシャワーで上から下へ。いきなり洗剤を付けると、ほこりと混ざって伸びるだけになります。
  2. 柔らかいブラシかスポンジでこする:洗車用の柔らかいブラシが使いやすいです。金属たわしや硬いデッキブラシは塗膜に細かい傷を付け、そこに次のコケが根を張ります。
  3. 落ちない部分だけ外壁用の洗剤を使う:まずは中性洗剤を薄めたもの、それでも黒いしみが残るなら外壁用と書かれたカビ・コケ取り剤を、ラベルの希釈倍率どおりに使います。目立たない場所で試してから広げてください。
  4. 洗剤を残さないよう水でしっかり流す:洗剤が残ると、その部分だけ色ムラになったり、窓ガラスやサッシに跡が付いたりします。
  5. 晴れた日が続く時期に行う:洗ったあと乾かないまま雨が続くと、湿った状態が長引いて逆効果です。梅雨前の晴れ間か、秋の乾いた時期が向いています。

やってはいけない3つのこと

やりがちな方法 起きること 代わりにすること
家庭用の高圧洗浄機を外壁に近づけて当てる 傷んだ塗膜がはがれてまだらになる。サイディングの目地シーリングに当てると、すき間から壁の中に水が入る 外壁はブラシ洗いにとどめる。高圧洗浄は塗装工事の工程の一つとして行う
キッチン・浴室用の塩素系カビ取り剤を原液で吹き付ける 外壁の色あせ・色ムラ、アルミサッシや金属部のくすみ、植木や芝生が枯れる 外壁用の製品を表示どおりに薄め、下の植木はシートで覆う
脚立に乗って2階の外壁を洗う 転落事故。洗剤で足場が滑りやすくなる 2階は無理をしない。足場を組む塗装工事のときにまとめて洗う

とくに家庭用の高圧洗浄機は「コケがよく落ちる」と人気ですが、私たちは外壁にはおすすめしていません。塗装工事の高圧洗浄は、このあと塗料で覆うことを前提に古い塗膜ごと洗い流す工程です。塗り替えの予定がないときに同じことをすると、塗膜を削ったまま雨にさらすことになり、コケの付きやすい壁をかえって増やしてしまいます。

落としてもすぐ戻る外壁は塗装の時期|洗浄で済む家との境目

自分で落とした、あるいは業者に洗ってもらったのに、1〜2年で同じ場所にコケやカビが戻る。この場合は「汚れが付いた」のではなく、「塗膜が水をはじかなくなり、壁の表面が湿ったまま乾きにくくなっている」状態です。新しいうちの塗膜は雨を表面ではじいて流しますが、紫外線で樹脂が分解されると水を吸うようになり、そこに胞子が根を張ります。

見分け方は簡単で、晴れた日に霧吹きやホースで外壁に水をかけてみてください。水が玉になって流れ落ちるなら塗膜はまだ働いています。水がしみ込んで壁の色が濃く変わるなら、防水性が切れています。

チェック項目 洗浄で様子を見てよい家 外壁塗装を検討したい家
前回の塗装(新築)からの年数 おおむね7年未満 8〜10年以上
水をかけたときの様子 玉になってはじく しみ込んで色が濃くなる
手で触ったとき 粉は付かない 白い粉が付く(チョーキング)
コケ・カビの範囲 北面の一部・1階だけ 北面全体、2階まで広がっている
落としたあと 2〜3年はきれいなまま 1〜2年で同じ場所に戻る
ほかの傷み 特になし 目地シーリングのひび・すき間、外壁のひび割れ

右の列に2つ以上当てはまるなら、洗浄にお金をかけるより、塗装の見積もりを取ったほうが結果的に安く済むことが多いです。塗料の種類ごとの塗り替え時期は 外壁塗装は何年に一回?劣化サインと塗料別の目安 にまとめています。

コケと塗膜の傷みは同時に進む

合同会社いのうえが施工した玉名市のY様邸では、屋根に黄色いコケ・藻が付き、外壁は触ると白い粉が手に付くほどチョーキングが進んでいました。コケは屋根、粉は外壁と場所は違っても、どちらも塗膜が水と紫外線から建物を守れなくなっているという同じ原因から出ています。この現場では、先に棟の補修とシーリングの打ち替えで雨水の入り口をふさぎ、高圧洗浄で苔や古い塗膜を落としてから、耐候性の高い無機塗料で屋根と外壁を塗装しました。コケだけを見て「洗えば済む」と判断していたら、屋根の棟や目地の傷みは見逃されていたはずです。

業者にコケ・カビ除去を頼む費用と、外壁塗装での再発対策

2階の外壁や、北面全体に広がったコケを業者に頼む場合、費用の大半は洗浄そのものではなく足場代です。戸建ての足場代は1回あたり15万〜20万円前後かかるため、洗浄だけのために足場を組むと、数年後の塗装でもう一度足場代を払うことになります。

方法 費用の目安 向いている家 注意点
自分でブラシ洗い ブラシ・洗剤代のみ 1階の一部にうっすら付いている 2階・高所は行わない
業者に洗浄だけ依頼(2階まで) 足場代15万〜20万円前後+洗浄費 塗膜はまだ水をはじく築浅の家 塗膜が傷んでいれば1〜2年で戻る
外壁塗装(高圧洗浄込み) 30〜35坪で約90万〜150万円 水がしみ込む・白い粉が付く・コケが戻る 防カビ・防藻性のある塗料と下地処理を確認する

外壁塗装の金額は、足場・高圧洗浄・下地処理・3回塗りを含めた、合同会社いのうえでお見積もりするときの目安です。屋根も同時に塗る場合は115万〜195万円が目安で、足場を1回で済ませられます。

塗装で再発を遅らせる3つのポイント

  • 高圧洗浄で根まで落とし、しっかり乾かす:コケ・カビの根が残ったまま塗ると、塗膜の下から再発します。洗浄後は乾燥の時間を取ってから下塗りに入ります。玉名市の現場でも、足場の上から建物の隅々まで、苔や古い塗膜を洗い流す作業を毎回行っています。
  • 防カビ・防藻性のある塗料を選ぶ:シリコン以上の外壁用塗料には防カビ・防藻性をうたう製品が多くあり、北面や水路沿いの家ではこの性能があるかを見積もりの段階で確かめておくと安心です。塗料の比較は 外壁塗装の塗料の種類・グレード で紹介しています。
  • 水の入り口と水のたまり場を先に直す:目地のシーリングの切れ、水切りの上にたまる水、雨どいのあふれは、コケが育つ湿気の元です。塗装の前にここを直さないと、塗料の性能だけでは追いつきません。

ただし、防カビ・防藻塗料で塗っても、日当たりと湿気の条件そのものは変わりません。「二度と生えない」と言い切る業者には注意してください。私たちがお約束できるのは、新築や前回の塗装のあとより、コケが戻るまでの年数を延ばすことです。

玉名市・荒尾市の外壁のコケ・カビのご相談は合同会社いのうえへ

現地調査・お見積もりは無料。洗浄で済むのか塗装が必要なのかを、塗膜の状態を確かめたうえでお伝えします。

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コケが目立つ外壁を塗装するとき、いのうえが現地で見ること

コケ・カビのご相談で現地に伺ったとき、私たちが見ているのは汚れの量よりも「なぜその面だけ湿っているのか」です。同じ北面でも、軒の出が短く雨が壁に当たりやすい家、エアコンの室外機や給湯器の排水が壁ぎわに流れている家、植木が壁に触れて風が通らない家では、原因ごとに直す場所が変わります。

現地で確認すること わかること
コケ・カビが出ている面と高さ 日当たり・風通しの問題か、雨水の当たり方の問題か
外壁を触ったときの粉、水のはじき方 塗膜の防水性が残っているか
目地シーリングのひび・すき間 壁の中に水が入っていないか。打ち替えが必要か
水切り・窓下・雨どいの状態 水がたまる場所、あふれる場所がないか
屋根のコケ・棟の傷み 外壁と同時に直すべき傷みがないか

合同会社いのうえには、塗装の仕上がりを現場で担う一級塗装技能士と、工程と品質を管理する一級建築施工管理技士が在籍しています。技能士がいない現場では、洗浄後の乾燥時間や下塗り材の選び方が職人の経験まかせになりやすく、施工管理の目がない現場では、シーリングや水切りの補修が「塗装のついで」として省かれがちです。コケが戻る家ほど、この2つの役割の差が数年後の外壁に出ます。自社施工のため中間マージンがかからず、塗装工事には施工後10年の自社保証を書面でお付けしています。目地の補修については シーリング打ち替えの単価・費用 もあわせてご覧ください。

外壁のコケ・カビ除去と塗装のよくある質問

Q. 外壁のコケを放置するとどうなりますか?
A. 見た目が悪くなるだけでなく、コケが水分を抱え込むため、その部分の壁が乾きにくくなります。サイディングは水を吸った状態が続くと反りや表面のはがれにつながり、モルタルはひび割れから水が入りやすくなります。コケが出ている面は塗膜の防水性が落ちていることが多いので、ほかの面より先に傷みが進むと考えてください。
Q. 家庭用の高圧洗浄機で外壁のコケを落としても大丈夫ですか?
A. おすすめしません。傷んだ塗膜がはがれてまだらになったり、サイディングの目地やひび割れから壁の中に水が入ったりすることがあります。外壁はホースの水と柔らかいブラシで洗い、それで落ちないコケは塗装工事の高圧洗浄でまとめて落とすのが安全です。駐車場の床や塀など、塗膜のない場所に使うのは問題ありません。
Q. 台所用の塩素系漂白剤で外壁のカビを落としてもいいですか?
A. 黒いカビは薄くなりますが、外壁の色あせや色ムラ、アルミサッシのくすみ、植木が枯れる原因になります。使うなら外壁用と表示された製品を、ラベルの希釈倍率どおりに薄めて、目立たない場所で試してからにしてください。原液の吹き付けや、ほかの洗剤との混用は絶対にしないでください。
Q. 落としたコケが1年で戻ってきたのはなぜですか?
A. 表面の緑は落ちても、塗膜や壁の細かいすき間に根が残っているか、塗膜が水をはじかなくなって壁が乾きにくくなっていることが原因です。水をかけてしみ込むようなら、洗浄を繰り返すより塗り替えを考える時期です。前回の塗装から8〜10年以上たっている家では、とくにこのパターンが多く見られます。
Q. コケが出ているのは北面だけですが、北面だけ塗装できますか?
A. 部分的な塗装もできますが、足場代は面の数に比例して安くなるわけではなく、新しく塗った面と古い面で色やツヤの差が出ます。北面にコケが出ている家は、南面・西面でもチョーキングが進んでいることが多いので、まずは全体の塗膜の状態を見たうえで、部分塗装と全体塗装の両方の見積もりを比べてご判断いただくのがおすすめです。
Q. コケが付きにくい外壁の色はありますか?
A. 色によってコケの付きやすさはほとんど変わりませんが、見え方は大きく変わります。真っ白に近い色は北面の緑や黒いカビがはっきり目立ち、ベージュやグレージュなどの中間の明るさの色は目立ちにくくなります。色の選び方は 外壁塗装の色の選び方と人気色 で紹介しています。
Q. コケの相談だけでも現地を見てもらえますか?
A. はい、玉名市・荒尾市・長洲町・山鹿市など対応エリア内であれば、現地調査・お見積もりは無料です。洗浄で様子を見てよい状態なら、無理に塗装はおすすめしません。塗膜の防水性やシーリングの状態を確かめたうえで、自分で落とせる範囲と、塗装が必要になる時期の目安をお伝えします。

まとめ

この記事のまとめ

  • ▶緑はコケ・藻、黒い点はカビ、窓下の黒い筋は雨だれ、白い粉はチョーキング。正体によって直し方が違う
  • ▶1階のうっすらしたコケは水と柔らかいブラシで落としてよい。家庭用高圧洗浄機・塩素系の原液・2階の作業は避ける
  • ▶水がしみ込む・白い粉が付く・1〜2年でコケが戻る家は、洗浄より外壁塗装の時期
  • ▶洗浄だけでも2階まで頼むと足場代15万〜20万円前後。外壁塗装は30〜35坪で約90万〜150万円
  • ▶再発を遅らせるのは、根まで落とす洗浄・防カビ防藻塗料・シーリングや水切りの補修の3点。施工後10年の自社保証つき

玉名市・荒尾市の外壁塗装・屋根塗装は合同会社いのうえへ

一級塗装技能士・一級建築施工管理技士が在籍する自社施工店です。北面のコケ・カビの原因と塗膜の状態を現地で確かめ、洗浄で済むのか、塗装が必要なのかを正直にお伝えします。玉名市・荒尾市・山鹿市・長洲町・熊本市の現地調査・お見積もりは無料です。

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監修者

井上 匠

合同会社いのうえ 代表社員

一級建築塗装技能士・一級建築施工管理技士

熊本県玉名市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける。様々な現場を経験し経験豊富。30年以上塗装業界に携わり、地域のお客様の建物と暮らしを守ることを使命としている。

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