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外壁塗装の色の選び方と人気色|玉名市で失敗しない5手順

外壁塗装の色の選び方と人気色|玉名市で失敗しない5手順

「ベージュにしようか、流行りのグレージュにしようか」「人気の色を選べば無難だと思っていたのに、色見本を見ているうちに決められなくなった」。外壁塗装の打ち合わせで、玉名市・荒尾市のお客様がいちばん長く迷われるのが色です。結論から言うと、外壁の色は「人気色の中から好きな色を選ぶ」のではなく、サッシ・屋根・玄関ドアなど塗らない部分の色を先に確かめ、それに合う人気色の系統を選び、明るさを一段ずつ詰める順番で決めると失敗しません。この記事では、よく選ばれる5つの色の系統と日塗工の色番号の目安、決める順番、そして人気色でも合わない家の見分け方を、一級塗装技能士・一級建築施工管理技士が在籍する塗装店の立場からお伝えします。

外壁塗装の人気色5系統|色番号の目安と汚れ・色あせの出方

外壁塗装でよく選ばれる色は、塗料メーカーや塗装店の人気色の紹介を見ても、ベージュ・グレージュ・グレー・白系・濃色(ネイビー・ブラウン・ブラック)の5つの系統にほぼ収まります。どれも周囲の家並みになじみやすく、10年後に「派手すぎた」と後悔しにくい色だからです。

ただし、同じ「人気色」でも汚れの見え方と色あせの出方はまったく違います。下の表の色番号は、日本塗料工業会の塗料用標準色(2024年P版・600色)から、各系統の代表として打ち合わせで話に出やすい明るさのものを挙げた目安です。実際の色は 日塗工 色見本一覧 で番号から確認できます。

系統 色番号の目安(日塗工) 見た目の印象 汚れの見え方 色あせ・チョーキング
ベージュ 19-85B・22-85B やわらかく、和風・洋風どちらにもなじむ 雨だれ・土ぼこりが目立ちにくい 目立ちにくい
グレージュ 19-75B・19-70A ベージュより落ち着き、今風に見える もっとも目立ちにくい部類 目立ちにくい
グレー N-70・N-60 すっきり、シャープ 中間の明るさなら目立ちにくい やや目立つ(白っぽくなる)
白系(オフホワイト) N-90・25-90A 明るく清潔感がある 北面のコケ・カビ、サッシ下の雨だれが目立つ 粉は目立たないが汚れは目立つ
濃色(ネイビー・ブラウン・ブラック) 75-30D・19-30B・N-30 重厚で引き締まる 白い土ぼこり・鳥のフンが目立つ 白い粉(チョーキング)と色あせが目立ちやすい

色番号の最初の2桁は色合い、次の2桁は明るさ(数字が大きいほど明るい)を表します。たとえば19-85Bと19-75Bは同じ色合いで、明るさだけが一段違う関係です。「ベージュかグレージュか」で迷ったら、まず系統を決め、そのあと明るさを1段ずつ上げ下げして詰めると、打ち合わせが空回りしません。

濃色の色あせについて補足すると、外壁の白い粉は塗膜の表面が紫外線で分解されたサインで、濃い色ほど目に付きます。仕組みと放置した場合の影響は 外壁の白い粉(チョーキング)の記事 にまとめています。

外壁の色の選び方5手順|塗らない部分から決める

色選びで迷う方の多くは、色見本帳を最初から開いてしまっています。外壁の色は単独で見えるのではなく、サッシ・屋根・玄関ドアといった塗り替えない部分と並んで見えます。合同会社いのうえでは、次の順番で候補を絞っていきます。

順番 決めること 確かめる方法
1 塗らない部分の色を確認する サッシ(シルバー・ブロンズ・黒)、屋根、玄関ドア、石調やタイルの腰壁の色を書き出す
2 系統を1つに決める 上の5系統のうち、塗らない部分とケンカしない系統を選ぶ。ブロンズのサッシならベージュ・ブラウン寄り、シルバーならグレー寄りがまとまりやすい
3 明るさを1段ずつ詰める 色番号の明るさ(85→80→75)を変えて比べる。迷ったら希望より半段〜1段暗めを選ぶ
4 付帯部の色を合わせる 雨樋・破風板・軒天・水切りの色を、サッシか屋根の色にそろえる
5 塗り板見本を屋外で見る A4程度の塗り板を、晴れの日と曇りの日に、北面と南面の壁に当てて見る

手順3で「希望より暗め」をおすすめするのは、色の面積効果のためです。明るい色は面積が大きくなるほどさらに明るく見えるので、手のひらサイズの見本でちょうどいいと感じたベージュが、外壁一面では白に近く見えることがあります。「仕上がりが思っていたより明るい」は、外壁塗装の失敗・後悔10例 でも取り上げたとおり、色の後悔でいちばん多いパターンです。

手順1の「塗らない部分」は、色選びの前にしか確かめられません。玉名市Y様邸の外壁・屋根塗装(無機塗料)では、外壁を白系のサイディングで塗り替える一方、石調の腰壁は塗りつぶさずクリア塗装として、石の風合いを残しました。こうした「残したい素材」がある家は、その色が外壁の色選びの基準になります。腰壁の色を見ずに外壁色だけ決めると、ベージュの壁とグレーの石が並んで濁って見える、といったことが起きます。

人気色でも合わない家がある|現地調査で見ている3つのこと

現場担当者として率直に言うと、色の失敗は「色そのものが悪い」より「その家の条件に合っていなかった」ことで起きます。人気の白やネイビーが悪いのではなく、向いていない立地や外壁材があるということです。現地調査では次の3点を見てから、色の相談に入ります。

1. 北面と雨だれ:白系が向かない立地

白系は明るく見える反面、北面に出る緑色のコケ・黒いカビや、サッシの下に垂れる雨だれの筋がはっきり見えます。隣家が近くて日が当たらない北面、田んぼや用水路に面して湿気が残りやすい面、庭木が壁に近い面がある家では、真っ白より一段落としたオフホワイトかベージュを勧めることが多いです。盆地で湿気がこもりやすい山鹿市の住宅でも、北面のコケ対策が色選びに直結します(山鹿市の外壁塗装)。

2. 西日と色あせ:濃色が向かない面

ネイビーやブラックは、南面・西面の色あせが北面より先に進みます。濃色の家は面ごとの色あせの差がそのまま見えるので、数年たつと「同じ色を塗ったのに南と北で色が違う」状態になりがちです。濃色を選ぶなら、塗料のグレードを一段上げる(シリコンよりフッ素・無機)か、濃色は玄関まわりなど面積の小さい面に使うツートンにして、色あせの差が目立たないようにします。

3. 外壁材の模様:濃淡で凹凸の見え方が変わる

レンガ調・石目調など凹凸の深いサイディングは、濃い色で塗ると影が強く出て模様がくっきり見え、淡い色で塗ると平らに見えます。モルタル外壁のひび割れを補修した跡も、明るい色ほど補修部分の凹凸が浮きやすい傾向があります。補修跡が多い壁なら、模様を生かす中間の明るさのグレージュ・グレーが無難です。

外壁と付帯部の色の組み合わせ|ツートンは3色まで

外壁の色が決まったら、雨樋・破風板・軒天・水切りといった付帯部の色を合わせます。基本は「外壁+付帯部+屋根」で3色までにまとめることです。色数が増えるほど、どこかがちぐはぐに見えやすくなります。

外壁の色 合わせやすい付帯部(雨樋・破風板) 注意点
ベージュ・グレージュ こげ茶・ブロンズ(サッシがブロンズなら同系) 付帯部を白にすると全体がぼやける
グレー 黒・濃いグレー・シルバー 茶系の屋根と並ぶと色合いがずれる
白系 黒・濃いグレー・こげ茶 付帯部も白にすると汚れが全周で目立つ
濃色 同系の濃色か黒(付帯部の色あせが目立たない) 軒天は明るい色にすると軒下が暗くならない

ツートン(上下や面ごとの塗り分け)にする場合は、色の境目を帯(幕板)や出隅のような「見切り」のある位置に置くのが鉄則です。見切りのない平らな壁の途中で色を変えると、境目の線の通りが仕上がりを左右し、数年後に片側だけ色あせたときに境目が目立ちます。屋根の色の決め方は 屋根塗装の色の決め方 で詳しく解説しています。外壁と屋根を同時に塗り替える場合は、屋根用塗料の標準色が限られるため、屋根の候補を先に2〜3色に絞ってから外壁の色を詰めると順番がきれいです。

外壁の色で塗装費用は変わる?塗料グレードと色の関係

日塗工の標準色の範囲で選ぶ限り、色によって塗装の単価が大きく変わることは基本的にありません。費用を動かすのは色ではなく、塗料のグレードと、外壁と付帯部の塗り分けの手間です。合同会社いのうえでお見積もりするときの塗料ごとの単価と耐用年数の目安は次のとおりです。

塗料のグレード ㎡単価の目安 耐用年数の目安 色との相性
シリコン 2,500〜3,500円/㎡ 8〜12年 淡い色・中間色なら十分
ラジカル制御 2,800〜4,000円/㎡ 12〜15年 白系・淡い色のチョーキングを抑えたい場合
フッ素 3,500〜5,000円/㎡ 15〜20年 濃色を長くきれいに保ちたい場合
無機 4,500〜6,000円/㎡ 20年以上 濃色・南西面の色あせ対策を優先する場合

費用が上がるのは、①標準色にない色を特別に調色する場合(材料費と納期が加算されます)、②ツートンや付帯部の色分けで養生と塗り分けの手間が増える場合、③濃色を選んだことで色あせ対策に上位グレードを選ぶ場合の3つです。30〜35坪の住宅の外壁塗装は、足場・シーリング・付帯部まで含めて約90万〜150万円が目安です。グレードごとの総額の違いは シリコンとフッ素の違い で比べています。

玉名市・荒尾市の外壁塗装の色のご相談は合同会社いのうえへ

現地調査・お見積もりは無料。サッシや屋根の色を現地で確かめてから、色番号と塗り板見本でご提案します。

お問い合わせはこちら

合同会社いのうえの外壁の色決めの進め方

色の打ち合わせは、契約前と契約後の2段階で進めます。契約前に色まで決め切る必要はありませんが、濃色やツートンを希望される場合は塗料のグレードと費用に関わるので、見積もりの段階で方向性だけはお聞きします。

  • 現地調査:サッシ・屋根・玄関ドア・腰壁の色と、北面のコケ・西面の色あせなど面ごとの状態を写真で記録する
  • 系統の絞り込み:カラーシミュレーション で外壁・屋根・付帯部の組み合わせを試し、系統を1〜2つに絞る
  • 色番号の決定:日塗工の色番号で候補を2〜3色に絞り、明るさを1段ずつ比べる
  • 塗り板見本の確認:候補色の塗り板を外壁に当て、晴れと曇り、北面と南面で見ていただく

色決めを職人任せにせず、管理する側が最後まで立ち会うのには理由があります。一級塗装技能士は色の調子や塗り分けの線を現場で正確に仕上げる職人側の国家資格、一級建築施工管理技士は工程と品質を管理する側の国家資格です。この両方がそろっていないと、「打ち合わせで決めた色番号と現場で使った塗料の色が違う」「付帯部の色が伝わっておらず塗り直しになる」といった行き違いが、職人と営業のあいだで起きやすくなります。合同会社いのうえは自社施工のため中間マージンがかからず、施工後10年の自社保証を書面でお渡ししています。塗装工事の内容は 塗装工事のページ をご覧ください。

外壁塗装の色選びのよくある質問

Q. 外壁でいちばん汚れが目立たない色は何色ですか?
A. 雨だれ・土ぼこり・コケのどれも目立ちにくいのは、グレージュや明るめのベージュ、中間の明るさのグレーです。真っ白は雨だれとコケが、黒に近い濃色は白い土ぼこりと色あせが目立ちます。日塗工の色番号でいえば、明るさを示す数字が65〜80あたりの落ち着いた色が、汚れの面では扱いやすい範囲です。
Q. 今と同じ色で塗り替えるのと、色を変えるのはどちらがいいですか?
A. どちらでも費用はほとんど変わりません。同じ色なら失敗はありませんが、色あせた今の色ではなく新築時の色に戻るので、思ったより明るく見えることがあります。色を変える場合は、濃い色から淡い色への変更でも下塗りと上塗り2回の標準工程で隠せるかを、現地調査で外壁材と既存の色を見てお答えします。
Q. 日塗工の色見本にない色にもできますか?
A. 塗料メーカーでの調色で対応できる場合が多いですが、材料費の加算と、納期が延びることがあります。また、特別調色の色は将来の部分補修で同じ色を再現しにくくなります。日塗工の標準色は600色あり、ベージュ・グレージュの近い色も段階的にそろっているので、まずは標準色から近い番号を探すことをおすすめします。
Q. カラーシミュレーションの色と実際の仕上がりは同じですか?
A. 同じにはなりません。画面の色は機器の設定や明るさで変わり、実際の外壁は日当たりや面の向きで見え方が変わるためです。シミュレーションは組み合わせの方向性を決める道具として使い、最終決定は色番号と塗り板見本を屋外で見て行ってください。合同会社いのうえでも、シミュレーションだけで色を確定することはしていません。
Q. 近所の家と似た色にすると印象が悪いですか?
A. 悪くありません。玉名市や荒尾市の住宅地でも、周囲になじむベージュやグレージュは選ばれることの多い色です。気になる場合は、外壁を同じ系統にしたまま明るさを1段変える、付帯部の色を変えるといった方法で十分に違いが出ます。逆に、周囲から大きく浮く原色に近い色は、完成後に後悔される方がいるので慎重に選んでください。
Q. 色はいつまでに決めればいいですか?
A. 上塗りの塗料を発注する前、つまり着工前に確定していただく必要があります。具体的な期限は工程に合わせて契約時にお伝えします。濃色やツートン、特別調色を希望される場合は塗料のグレードや費用に関わるので、見積もりの段階で方向性だけお知らせください。塗り板見本の用意にも日数がかかるため、迷いそうな方は早めに候補を2〜3色に絞っておくと安心です。
Q. 工事が始まってから色を変えることはできますか?
A. 上塗りの塗料を発注する前であれば対応できることがあります。上塗りが始まった後の変更は、塗料の再手配と塗り直しの費用がかかります。色の迷いは着工後に持ち越さず、塗り板見本を屋外で見る段階で解消しておいてください。違和感が残っている場合は、着工前に遠慮なくお知らせいただければ候補色を並べて見比べ直します。

まとめ

この記事のまとめ

  • ▶外壁塗装の人気色はベージュ・グレージュ・グレー・白系・濃色の5系統。汚れと色あせの出方は系統ごとに違う
  • ▶色は「塗らない部分の確認→系統→明るさ→付帯部→塗り板見本」の順に決める。迷ったら希望より半段〜1段暗め
  • ▶北面のコケが出やすい家は真っ白を避け、西日の強い面が広い家は濃色に上位グレードを合わせる
  • ▶外壁・付帯部・屋根で3色まで。ツートンの境目は帯や出隅などの見切りに置く
  • ▶色で単価はほぼ変わらない。30〜35坪で約90万〜150万円、施工後10年の自社保証つき

玉名市・荒尾市の外壁塗装・屋根塗装は合同会社いのうえへ

一級塗装技能士・一級建築施工管理技士が在籍する自社施工店です。サッシや屋根の色、北面・西面の傷み方を現地で確かめたうえで、色番号と塗り板見本で外壁の色をご提案します。玉名市・荒尾市・山鹿市・長洲町・熊本市の現地調査・お見積もりは無料です。

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監修者

井上 匠

合同会社いのうえ 代表社員

一級建築塗装技能士・一級建築施工管理技士

熊本県玉名市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける。様々な現場を経験し経験豊富。30年以上塗装業界に携わり、地域のお客様の建物と暮らしを守ることを使命としている。

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